時には、がっつり

ふだんはおいしいものを少しずつ派だけど…

輝く日の宮(源氏物語/桐壺巻) もっと深くへ !

 

 

 桐壺の更衣とその母君の逝去、若宮の臣籍降下と語られてきた、桐壺の更衣にかかわる一連の事件は一段落しました。

  

 

 

  

 溺愛していた桐壺の更衣に先立たれ、帝は悲しみの淵に沈んでいました。そんな時、先の帝の第四皇女が桐壺の更衣に似ているという話を聞き、入内を懇望します。皇女の母君はしぶっていましたが、その母君も亡くなり、帝の懇望を受け入内なさいました。この方を藤壺の宮と申し上げます。

  

 

 

  

 宮は帝のご寵愛を受けますが、源氏の君もこの宮が亡き母君の面影に似ていると聞き、宮を慕わしく思います。帝のおとりなしで、源氏の君はますます宮に心を寄せるようになります。

 

 世人は、その美しさから、源氏の君を「光の君」、宮を「輝く日の宮」と並び称しました。十一歳の美少年と十六歳の美少女ということになります。

 源氏の君の宮への好意は、母を慕う気持ちと同時に、異性に対する思慕の情が秘められているようです。藤壺の宮は、父君桐壺の帝の正妻であり、継母であることを忘れてはいけません。

 この二人の男女がこれからどのような運命をたどることになるのか…好奇心を駆り立てるようにして、いったん筆がおかれます。

  

 

 

 

  

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